営業方法 金属加工見積金額
前回の金属加工SEO対策の続きです。SEO対策後にグーグル等の検索エンジンで3位に掲載されるようになると、仕事の依頼の問い合わせが増加しました。その際に、お客様に見積金額を提示しますが、この金属加工企業では利益が少ないという経営課題がありました。
直近3期分の決算書を分析した結果、製造原価のみを根拠に見積金額を算出していました。つまり、販管費分を見積金額に計上していないことが原因でした。そこで、販管費分を反映した見積金額を提供することに変更しました。
また、見積金額の根拠となる時間単価を3種類で対応することを決定しました。その3種類とは、収支トントンの時間単価、利益を十分に確保できる時間単価、利益は少ないがどうしても仕事を受注したい時間単価です。
その結果、この企業は翌年に世間が不況でも最高売上を計上できました。当時、不況で販売数が落ち込んでいた自動車を買い替えた記憶があります。もちろん自動車の購入では相当の割引価格を引き出していましたが・・・。
マーケティング・コンサルタント 川本 比呂史