原材料高騰 原油

プラスチックなどの原料である樹脂は、以前も投稿したように原油からナフサ、ナフサからエチレン・プロピレンなどの基礎化学品、そして重合反応によりポリエチレン・ポリプロピレンなどの樹脂になります。そこで、今回は大元の原料である原油を取り上げます。

原油の価格は、国際指標価格であるNYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)のWTI(West Texas Intermediate)つまり米国テキサス州等の高品質な原油の先物価格で決定されます。世界銀行によると、2022年8月3日90.66USドル/バレル(※)です。

2022年4月101.78USドル/バレル、2022年5月109.60USドル/バレル、2022年6月114.59USドル/バレルと上昇基調でした。一方、2022年7月99.85USドル/バレルと減少しました。2020年4月16.52USドル/バレルと比較すると約6倍となっています。

※ 1バレル=159リットル

マーケティング・コンサルタント 川本 比呂史